同人のように生活まで一つにしてはいないが、一燈園生活に共鳴して下さる方々を光友と呼び、全国にまたがって光友会が結成され、行願や托鉢会や講演会など、地道な活動を続けています。本部は京都市山科区の一般財団法人懺悔奉仕光泉林です。光友会は関東大震災(大正12(1923)年)の時の天香さんの祈りからはじまりました。
一燈園生活の精神を基本としつつ、光友会では会員各自が、
・はきもの をそろえましょう
・ごはんは 拝んでいただきましょう
・しごとは 奉仕の精神で当りましょう
・自分でご不浄の掃除(行願)をすると、これらがたやすく実践できます
ということを実践することによって、一燈園同人と相携え、時代を担う“おひかり”の生活者たるべく自己研鑽し、社会への奉仕と貢献に精進する事を目的とします。そして共に真の世界平和を希求します。
本会に入会して頂きますと、一燈園で開催される各行事のご案内及び、年4回発行の「光友会だより」をお送りさせて頂きます。
個人 年会費 1,000円
法人 年会費 1口 100,000円以上
「争いなき生活」を基本とした一燈園生活――その道の継承者の育成を願って、1933(昭和8)年光泉林に教育機関が設けられ、1951(昭和26)年、学校法人燈影学園の認可によって、一燈園小学校・中学校を開設、それに続き、高等学校、幼稚園が設立されました。
初期の頃は同人の子弟が中心でしたが、現在は全国各地から一般子弟も入学し一緒に勉学に励んでいます。
一燈園生活の短期研修機関として、1941(昭和16)年から、真の人間としての「智」と「徳」を研鑽することを願って始められました。期間は毎月上旬の泊日が定例になっています。六万行願、路頭を中心に、朝夕勤行、作務、講話など体験中心の研修です。
個人としての研修体験はもちろん、会社の研修や新入社員の練成などにも幅広く活用されています。
「一燈園生活」は、もともと一人ひとりの人間の生き方を尋ね、修練するものでありますが、「智徳研修会」より更に長期にわたって「一燈園生活」を実修体験することを希望する人のために、年齢を問わず、希望に応じて一定期間を一燈園(光泉林)で生活を共にし、仕事(作務)を共にする中で自己修練をする制度です。
男女共に、これを「塾生」という名でお預かりし、研修されることになっていますが、その場が即ち一燈園道場であります。
「香倉院」は、故西谷啓治博士(京都大学名誉教授、日本学士院会員)が一燈園を訪問された際に、天香さんの資料蒐集と思想研究の必要性を説かれ、強く推奨されたことを機縁として、全国の光友各位のご協賛のもとで、1988(昭和63)年にに建設されました。天香さんの生涯を語る記録、図書や遺墨類等、また天香さんと因縁のある文人、芸術家たちの作品、書簡などを保管し、常時展示しています。
また、そのような資料館としての使命を、より積極的に深く広く果たしていくことを念願として、資料館と一体的な役割をもつのが一燈園生活研究所です。