一燈園の祈り

一燈園の祈りを支え、継承する「一燈園托鉢会」

 「われわれの想像もできないおごそかなものが、天地を貫いて働いている。そのおごそかなものの前にひれ伏す時、人間の考えの小ささ愚かさがつくづくわかる」と天香さんは言いました。 私たちは、天香さんに倣って、天地を貫くおごそかなもの(お光り)の前にひれ伏してざんげし、あやまちを気づき、下におりてあやまりきる道を歩みたいと願っています。

一燈園托鉢会 当番 西田多戈止

【一燈園托鉢会発足縁起】天香さんの精神の継承、実践、そしてそこからの指導

 「光明祈願(暫定)」は、一燈園生活者みなに通底する願いとして編まれたものですが、その第条“諸宗の真髄を礼拝し、帰一の大願に参ぜん”には「別に一宗を立てず、単に一派に偏らず、古今聖者の光を仰ぎ徳を頌(しょう)し、その遺されたる事業を成就せんことを期す」との一文が付されています。天香さんは、人間に諸宗教が与えられる根源的なところ、諸宗教が共通して具有する核心的な地平を凝視していたのだと申せましょう。
 古今聖者の徳を遍(あまね)く称(たた)えるという立場から、一燈園生活では、天香さんご自身が感得された礼拝儀礼とあわせて、神道、仏教、キリスト教といった諸宗教のそれをも取り入れ、朝晩の礼拝を中心に、一燈園の名を冠する年中行事を催行しています。
 平成23年の年頭、一燈園当番西田多戈止は、天香さんの精神とそれに基づく諸行事の永久的開催と継承を発願し、この願いを具体化すべく一燈園托鉢会が同年2月1日に発足いたしました。一燈園托鉢会は、一燈園生活創始者西田天香の精神を継承・保存・研究し、そこにおいて見出された知見から一燈園の名を冠する諸行事を監督指導する役割を期待されております。また、一燈園生活者の冠婚葬祭に際しては、儀礼を執り行う司祭としての役割も担うことになっております。

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