一燈園とは

一燈園の歩み

 「自然にかなった生活をすれば、人は何物をも所有しないでも、また働きを金に換えないでも、許されて生かされる。そしてそこから世の争いの種が除かれ、平和な社会がもたらされる」との天香さんの気付きから、無一物、無所有、無尽蔵の一燈園生活は創められました。最初は一人だった天香さんの一燈園生活は、たくさんの追随者、賛同者、縁者に恵まれ、真に争いのない平和な世界を希求する大きな潮流へと育ってゆきました。

 一燈園生活を核とするこの潮流は、1968(昭和48)年の天香さん帰光(逝去)後も途切れることなく続き、一般財団法人懺悔奉仕光泉林内には、一燈園生活を専門に研究する機関として一燈園生活研究所(1954(昭和29)年)と、天香さんと一燈園の足跡と資料を収集・保管・展示する資料館香倉院(1988(昭和63)年)が誕生いたしました。また、1996(平成8)年には宮崎県日南市に、天香さんの精神を顕彰し、大自然(地球)に感謝するためのテーマパーク、サンメッセ日南が開園いたしました。2004(平成16)年には一燈園生活創始100周年が、一般財団法人懺悔奉仕光泉林の礼堂にて祝われました。

 天香さんと一燈園には、老若男女を問わず多くの来客がありました。その中には、後に聖人に列せられたマキシミリアノ・コルベ神父や、三重苦の聖女ヘレン・ケラーといった方々の姿もありました。こうしたつながりの輪から、一燈園の多様でユニークな活動や事業が展開されていったのです。

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一燈園(一般財団法人 懺悔奉仕光泉林) 〒607-8025 京都市山科区四ノ宮柳山町8番地の3 Tel 075-581-3136 Fax 075-581-3139